スクンビット23の家賃相場はいくらなの?お部屋タイプ別に調べてみた!
はじめに
こんにちは、スックリビングの折笠です。
タイ・バンコクで日本人が住みやすいエリアとして名前があがるのがアソーク東側からエカマイ周辺までのスクンビットエリアと呼ばれる地域です。
しかし範囲が広い為、エリア内で特に人気のエリアはどこなのか?家賃相場はいくら位なのか?生活する上での不便さはないか?など、土地勘のない方にとっては疑問がいっぱいではないでしょうか。
今回はアソーク駅周辺で最も人気があるスクンビット23というエリアの特徴や家賃相場についてご紹介していきます。
こちらの記事はタイ、バンコクの不動産会社スックリビングの公式ブログです。
スクンビット23はどんなエリア?
スクンビット23はアソーク駅の東側にあるエリアです。一般的にバンコクの日本人が多く住むエリアである「スクンビットエリア」はこのあたりのエリアから東側の事を指します。バンコクに住む日本人に最も人気のあるエリアのひとつです。
通りの入り口には日系企業の事務所が多く入居するオフィスビル兼商業施設があり、中には日本の飲食店やスーパーマーケットなどがございます。
スクンビット通りに近い方はバーやパブなどが立ち並んでおり、外食中心の方にとっては選択肢が多く過ごしやすいのですが、夜の街のイメージが強く嫌煙されがちな一面がありますが、通りの奥はアパートや一軒家の立ち並ぶ閑静な住宅街として、家族連れの世帯に人気があります。
近くにはBTSアソーク駅とMRTスクンビット駅がございますので、電車を使って移動する事が多い方にとってはかなり便利な環境ではないでしょうか。
また、通りの中ほどからソイ21(アソーク通り)やプロンポン方面への通り抜けができる為、他エリアへのアクセスがしやすい事も人気の理由の一つと言えるでしょう。
アソーク通りはペッブリー通りまで繋がっていますので、高速の乗り降りもしやすく、郊外やラチャダー方面へお車で通勤される方にとっては利便性の高い立地です。
スクンビット23の物件の特徴
スクンビット23は通りの中ほどにアソーク通りやプロンポン方面へ抜ける道が交差しているのですが、その北側と南側で物件の特徴が大きく異なります。
まず南側(スクンビット通り側)は、コンパクトなコンドミニアムやサービスアパートが多く、単身者や長期出張者などをターゲットにしている物件が中心です。
一方で北側(ペッブリー通り側)には100㎡越えの広めのお部屋が中心のアパートの数が多くなります。こちらはご家族連れの世帯をターゲットにしており、施設内のファシリティが充実している傾向にございます。
2つのお部屋タイプ別に家賃相場を調べてみた!
前述の通り、スクンビット23のエリア内は通りの手前と奥で単身向けのコンパクトのお部屋が中心の物件と、家族向けの広々としたお部屋が中心の物件が面白い程はっきりと分かれています。
コンパクトなお部屋の間取りはスタジオ・1ベッドが中心で、広いお部屋は2ベッドから最大で4ベッドとなります。
コンパクトな間取りタイプ(スタジオ・1ベッド)と広いお部屋の間取りタイプ(2~4ベッド)の広さと家賃相場についてそれぞれ調べてみました。
スタジオ・1ベッドルーム
単身向けのコンパクトな間取りはコンドミニアムやサービスアパートが中心です。
スタジオは日本で言うワンルームや1K、1ベッドルームは1LDKタイプのお部屋です。
お部屋タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
スタジオルーム 28-40㎡ 39,000バーツ
1ベッドルーム 44-53㎡ 42,000バーツ
利便性の良い立地という事もあり、少々割高感がございます。
コンドミニアムに限定した場合の相場は日本円で99,000円前後、一方でサービスアパートは150,000円前後となります。
サービスアパートはコンドミニアムの約1.5倍の家賃相場になりますが、光熱費込、週数回のクリーニングサービスが家賃に含まれておりますので、その点の捉え方によってはコストパフォーマンスが良いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
前述の通り、こちらのお部屋タイプはバーやパブなどの多い通りの手前側に集中しておりますので、低層階の場合はお部屋の向きによっては夜遅い時間まで賑やかな可能性がございますので、内見時にはお部屋の向きや周辺のお店などもチェックする事をおすすめします。
2ベッドルーム
2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしでこちらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
ベッドルームが2つあるだけではなく、バスやトイレも2つあるお部屋が多いというのが日本の2LDKとは異なる特徴です。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 66-88㎡ 50,000バーツ
アパート 185-230㎡ 61,000バーツ
サービスアパート 100-110㎡ 75,000バーツ
全ての物件タイプを合わせた平均的な家賃相場は日本円で約200,000円となりますが、物件タイプにより特徴と家賃の価格に差がございます。
コンドミニアムは2ベッドの中でもコンパクトな間取りが多い為、その分、他のタイプに比べ家賃相場も安めです。
平均的な広さのお部屋はサービスアパートになりますが、価格は他の人気エリアと比べても割高感がございます。
広さと価格のバランスが良いのは断然アパートです。60,000バーツ台の2ベッドルームは他の人気エリアでも少なくないですが、これだけの広さがあるお部屋の選択肢が多いのは、このエリアの特徴と言えるでしょう。
3ベッドルーム・4ベッドルーム
3ベッドルームは日本で言う3LDK、4ベッドルームは4LDKのタイプのお部屋です。
ご家族で住まわれる方向けのお部屋タイプとなりますので、3ベッド以上の間取りがある物件は、お子様向けのファシリティが充実している割合が増えるのが特徴のひとつです。
お部屋タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
3ベッドルーム 200-240㎡ 82,000バーツ
4ベッドルーム 260-400㎡ 119,000バーツ
このエリアで3ベッドルーム以上のお部屋があるサービスアパートはございませんので、お探しの方は必然的にコンドミニアムかアパートをお選びいただくことになります。
2つのタイプを合わせた平均価格は日本円で約330,000円となります。
2ベッドと同様に、アパートの場合は広さの割に家賃がリーズナブルなお部屋が多い印象で、プロンポンやトンローと比較すると1~2万バーツ程度家賃が安いです。
ただし、築年数が経過している物件も多い傾向にございますので、入居前にお部屋の使用感や水回りの清潔さなどは必ずチェックしておくことをおすすめします。
スクンビット23に多いファシリティとは?
お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ(施設内の共有設備)についても気になるところ。
今回はご協力いただいた20軒の物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
まず、20軒全てについていたファシリティがスイミングプールとフィットネスジムです。
こちらの2つのファシリティは、外国人が住むレベルの物件であればほぼ全ての物件に用意されていると言っても過言ではないでしょう。
次に多いファシリティはサウナが75%、送迎サービスが65%と続きます。
スクンビット23エリアの傾向として、通り手前側には1階部分にレストランがある物件が多く、奥の方はスカッシュコートやバスケットゴール、卓球台など運動に関連する設備が多い傾向にありました。ファシリティの内容で、どの層をターゲットにしているのかがわかり、非常に面白いです。
その他によくある子供の遊び場ですが、こちらは60%の物件に完備されており、中には公園くらいの広い敷地を確保している物件もありました。
おわりに
今回はスクンビット23にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。
プロンポンやトンローに比べると日本人入居率が少し下がるエリアですが、欧米系の方も多いので、異文化をそれなりに楽しむ事ができるでしょう。
このエリアは通りの手前と奥で面白い程物件の特徴がガラリと変わるので、調査してみて大変興味深かったというのが個人的な感想です。
利便性が高く、家賃相場もスクンビット中心エリアに比べると安い傾向にございますので、家賃を抑えつつ広めのお部屋をお探しの方は選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
※1バーツ=3.3円で計算