スクンビット18の家賃相場はいくらなの?お部屋タイプ別に調べてみた!
はじめに
タイ・バンコクで日本人が多く、住みやすいおすすめエリアに「スクンビットエリア」があります。
初めてタイで生活を始める方はこのエリアに住む事が多いのですが、一括りに「スクンビット」といってもその範囲は広く、どこが生活する上で自分に合っているのか判断が難しいですよね。
今回はスクンビットの東端に位置するアソークエリアの中からスクンビット18をピックアップして、エリアの特徴や家賃相場についてご紹介していきます。
スクンビット18はどんなエリア?
スクンビット18はアソーク駅の東側にあるエリアです。
スクンビットエリアは奇数側と偶数側に分かれていて、人気があるのは奇数側のエリアと言われています。
スクンビット18は日本人よりも欧米系の居住者の割合が増える為、物件を探している日本人でこのエリアを視野に入れている方は比較的少ないです。
しかし、日本人が少なく、欧米人が多いというその背景から、通りにはノマド作業がしやすいカフェ、西洋料理店、バーなどが多く、異国情緒あふれる雰囲気がございます。
最寄りのスーパーはスクンビット通りを挟んで向かい側となるため、18の奥の方に住む場合は日々のお買い物は少し不便に感じるかもしれません。
しかし、旅行者が多いエリアという立地から、通りの入り口にはモーターサイ乗り場だけでなくトゥクトゥク乗り場もあり、急な雨の日や荷物が多い日の移動の際はその便利さを実感するでしょう。
スクンビット18は隣接する20へ通り抜けることができますが、18からラマ4など他の通りへ抜ける事ができません。
そのため交通量が少なく、夜間は静かで快適に過ごすことができます。
また、すぐ隣のアソーク通りからはペッブリー通り、ラマ4通り、どちらへも通り抜けが可能ですので、お車で通勤をされる方にとっては比較的便利な立地と言えるでしょう。
BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅が徒歩圏内ですので、電車を使って移動する事が多い方にとっての利便性も高いです。
ホテルが多く、長期滞在用の物件は少なめですので、このエリアでお部屋をお探しの方はスクンビット20も視野に入れた方が、選択肢が広がります。
スクンビット18の物件の特徴
スクンビット18はコンドミニアム、アパートがほぼ同数分布しており、それよりもサービスアパートが少しだけ少ないです。
お部屋の間取りは2ベッドルームが主流で、コンドミニアムであればスタジオから4ベッドまで豊富な選択肢がございます。
しかしその他の物件タイプを見てみると、単身向けのコンパクトな間取り(スタジオ・1ベッドルーム)はサービスアパートのみ、3、4ベッドルームはアパートのみと2分化しているので、ファミリー層はコンドミニアムかアパートを選ぶことになるでしょう。
このエリアは新しいコンドミニアムが続々と建つような雰囲気はなく、どちらかというと古くからある物件が多いです。
その為、古くからある物件ならではの天井が高く広々とした豪華なお部屋の造りになっている傾向が見られます。
スクンビット18の家賃相場を調べてみた!
前述の通り、スクンビット18は2ベッドルーム以上のお部屋が多い傾向にあります。
しかし、単身者向けのコンパクトなお部屋もいくつか選択肢があるので、以下ではコンパクトな間取り(スタジオ・1ベッドルーム)、2ベッドルーム、大きめの間取り(3、4ベッドルーム)の3つのタイプで、それぞれの家賃相場と広さについて物件タイプ別に調べてみました。
スタジオ・1ベッドルーム
単身向けのコンパクトな間取りはコンドミニアムやサービスアパートが中心です。
スタジオは日本で言うワンルームや1K、1ベッドルームは1LDKタイプのお部屋です。
物件タイプ 平均的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 37.5㎡ 18,000バーツ
アパート なし なし
サービスアパート 71㎡ 61,000バーツ
コンドミニアムの平均家賃は18,000バーツ(63,000円)で、スクンビットエリアの中ではかなり安いですが、その分広さもないので、1㎡あたりの価格で言うと他のエリアと大差ありません。
一方でサービスアパートはかなり広々としているので、1ベッドルームでもご夫婦やパートナーとの2人暮らしが可能です。
その分家賃も跳ね上がりますが、家賃に光熱費やお部屋の清掃サービス料などが含まれておりますので、捉え方によっては
コストパフォーマンスが良いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
立地と家賃重視で選ぶなら、満足度の高いお部屋に出会える可能性が高いです。
2ベッドルーム
2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしでこちらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
ベッドルームが2つあるだけではなく、バスやトイレも2つあるお部屋が多いというのが日本の2LDKとは異なる特徴です。
物件タイプ 平均的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 108㎡ 42,000バーツ
アパート なし なし
サービスアパート 78.5㎡ 101,000バーツ
コンドミニアムの平均家賃は42,000バーツ(147,000円)と、こちらも比較的安めの設定となっています。
また、平均で100㎡を超えておりますので、かなり広々した印象があり、単身者はもちろんの事、2人暮らしや小さなお子様との3人暮らしくらいまでなら対象となりそうです。
一方でサービスアパートはスタジオ・1ベッドルームと比較して広さがそこまで変わらない割に家賃が跳ね上がります。
この価格帯であれば他のエリアを視野に入れればもっとお得感のある物件に出会えるでしょう。
3ベッドルーム・4ベッドルーム
3ベッドルームは日本で言う3LDK、4ベッドルームは4LDKのタイプのお部屋です。
ご家族で住まわれる方向けのお部屋タイプとなりますので、3ベッド以上の間取りがある物件は、お子様向けのファシリティが充実している割合が増えるのが特徴のひとつです。
物件タイプ 平均的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 209㎡ 98,000バーツ
アパート 315㎡ 92,000バーツ
サービスアパート なし なし
コンドミニアムの平均家賃は98,000バーツ(343,000円)、アパートは92,000バーツ(322,000円)とあまり変わらないのですが、平均的なお部屋の広さが100㎡ほど変わります。
このエリアで3ベッドルーム以上を検討している方は費用対効果を考えるとアパート1択です。
広さで言うとプロンポンなどの人気エリアに負けず劣らずといった印象ですが、家賃は1、2万バーツ程安くなっている傾向がございます。
スクンビット18に多いファシリティとは?
お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ(施設内の共有設備)についても気になるところ。
今回はご協力いただいた物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
まず全てについていたファシリティがスイミングプールとフィットネスジムです。
こちらの2つのファシリティは、外国人が住むレベルの物件であればほぼ全ての物件に用意されていると言っても過言ではないでしょう。
次に多かったのがサウナ、子供の遊び場、送迎サービスと続きます。
送迎サービスとほぼ同数だったのが、卓球台の完備とテニスコート(スカッシュコート)のある物件です。
このエリアは古めの物件が多いと上記でお話ししましたが、卓球台やテニスコートなどは昔ながらの物件ならではのファシリティと言えるでしょう。
だいたいこれらのファシリティがある物件はお部屋の広さも広いケースが多いです。
おわりに
今回はスクンビット18にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。
プロンポンやトンローに比べるとあまり人気のないエリアですが、その分コンドミニアムやアパートの家賃は安めの設定になっています。
これらのタイプの物件をアソーク周辺でお探しの方は、選択肢に入れるべきエリアと言えるでしょう。
一方でサービスアパートは他エリアに比べて割高感がございます。
サービスアパートに絞ってお探しの方は、サービスアパートが多く競争率の激しいエリアを視野に入れて探された方がより気に入る物件が見つかる確率が高まります。
今回は18の物件の平均的な情報をお話ししましたが、家賃も広さもピンからキリまでございます。
このエリアにご興味を持たれた方は一度内見をされてみてはいかがでしょうか。
※1バーツ=3.5円で計算