スクンビット31の家賃相場はいくらなの?お部屋タイプ別に調べてみた!
はじめに
こんにちは、スックリビングの折笠です。
バンコクに住む日本人の多くが住む場所に選ぶエリアのひとつであるプロンポン、このエリアは日本人に人気のスクンビットエリアの中でも特に人気があります。
しかし一括りにプロンポンと言っても世帯構成やお部屋に求めるもの、予算によって住みやすいと感じるエリアが異なります。
今回はプロンポンの中では比較的費用対効果が高いと感じる物件が多い、スクンビット31エリアの特徴や家賃相場についてご紹介していきます。
こちらの記事はタイ、バンコクの不動産会社スックリビングの公式ブログです。
スクンビット31はどんなエリア?
スクンビット31はBTSプロンポン駅から西へ5分程度歩いた場所にあるソイです。
通りには日本料理のお店やイタリアン、人気のタイ料理店など多岐に渡る飲食店が集結しています。
エリアから徒歩で行ける範囲には日本の食材を扱うスーパーマーケット「フジスーパー」の1号店があり、ソイ39の奥にある2号店へも通り抜けできるので、日々の生活用品や食材の買い出しに困る事はありません。
また、駅前には日本人御用達のデパートであるエンポリアムやエムクオ―ティがあり、洋服や生活雑貨、日本の本や漫画、家具家電など何でも買い揃える事ができます。
日本人が多く住むエリアですので現地の方も外国人慣れしている方が多く、お店によっては日本語が少し話せるスタッフが働いている場合もあります。
衣食住何でも簡単に揃う環境ですので、初めての海外暮らしの方には特におすすめできるエリアと言えるでしょう。
スクンビット31の物件の特徴
スクンビット31エリアは昔から日本人居住エリアとして栄えていた為、タイらしい広々とした豪華なアパートが多いです。
築年数が経過した物件の割合が高い為、他人気エリアの築浅物件と比べると、安い価格帯でより広いお部屋を選ぶことが可能です。
新築や築浅、また、今風のスタイリッシュな内装などに拘らない方にとってはお得感のある物件に出会える確率が高いエリアと言えるでしょう。
こちらのエリアは家族向けの2ベッドルーム以上のお部屋が主流ですので、単身向けのスタジオやコンパクトな1ベッドルームは少なめです。
もちろん単身で広めのお部屋にお住いの方もいらっしゃいますが、そこまで広さを求めない方は、他のエリアを視野に入れた方が、よりご自身に合ったお部屋が見つかるでしょう。
3つのお部屋タイプ別に家賃相場を調べてみた!
前述の通り、スクンビット31のエリア内はどちらかと言うと2ベッドルーム以上の広めのお部屋が多めです。
以下で1ベッド、2ベッド、3ベッド以上(3ベッド・4ベッド)の3パターンの家賃相場について、ご紹介していきます。
1ベッドルーム
1ベッドルームとは日本で言う1LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしからご夫婦での二人暮らし世帯に人気があります。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 50-72㎡ 28,000バーツ
アパート 59-68㎡ 39,000バーツ
サービスアパート 45-64㎡ 56,000バーツ
コンドミニアム・アパートの平均価格は33,500バーツ(110,550円)です。
この価格は同じプロンポン内の他人気エリアと比べると5,000バーツ程安い印象がありますが、その分お部屋の広さもコンパクトな物件が多いです。
1ベッドルームの場合、アパートよりもコンドミニアムの方が価格が安く、この平均価格はプロンポンの他エリアではあまりないため、かなり割安感がございます。
尚、サービスアパートは+20,000バーツ位ですが、掃除やリネン交換のサービスが付いたり、通信・光熱費が家賃込みになっていたりするので、メイドを雇うのと大差ない金額と言えるでしょう。
2ベッドルーム
2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋タイプとなります。
1人暮らしでこれらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
お部屋の数だけバスやトイレが完備されている場合が多いというのが日本との違いです。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 80-115㎡ 51,000バーツ
アパート 119-153㎡ 52,000バーツ
サービスアパート 88-114㎡ 75,000バーツ
コンドミニアム・アパートの平均価格は51,500バーツ(169,950円)です。
この価格は同じプロンポン内の他人気エリアと比べると10,000バーツ程安い上に広さはほぼ同じくらいですので、かなりお得感があります。
また、上記の表をご覧頂くとコンドミニアムとアパートでは広さの範囲が全く異なる事に気が付くかと思います。
アパートは築年数の経過した物件が多い為、コンドミニアムに比べてかなり割安な価格設定になっている傾向がございます。
一般的に4人家族が暮らすのに適した平米数は100~125㎡と言われているので、このエリアで4人以上の家族構成の場合は、2ベッドルーム以上のお部屋を探されるのが良いでしょう。
3ベッドルーム以上(3ベッド・4ベッド)
3ベッドルームは日本で言う3LDKのタイプ、4ベッドルームは4LDKです。
物件タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
コンドミニアム 142-250㎡ 116,000バーツ
アパート 217-275㎡ 80,000バーツ
サービスアパート 180㎡前後 203,000バーツ
コンドミニアム・アパートの平均価格は98,000バーツ(323,400円)です。
ここでもアパートの本領発揮といったところでしょうか、200㎡以上のお部屋で家賃の平均価格が80,000バーツというのは、プロンポン内の他の人気エリアのアパートと比較すると10,000バーツ程安いです。
3ベッドルーム以上だと備え付けの家具も重厚感が増し、より高級感のある内装のお部屋をお選びいただけるでしょう。
このような広々とした物件は敷地面積も広々としていて、ファシリティが充実している傾向がございます。
ファシリティに関しては次の項目でご紹介していきます。
スクンビット31に多いファシリティとは?
お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ(施設内の共有設備)についても気になるところ。
今回はご協力いただいた26軒の物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
スクンビット31のファシリティの特徴として、家族向け物件に関しては広い敷地を活かした豪華なファシリティを完備する物件が多いという点が挙げられます。
定番のプールやジム、サウナ、キッズルームなどはかなりの確率でついていて、送迎サービスを提供している物件が他エリアに比べて多いです。
また、バスケットコートやテニスコート、卓球台、屋上にバーベキューピッチなど、自宅敷地内で家族で楽しめるファシリティが充実している傾向が強い印象があります。
中には敷地内にドッグランを完備している珍しい物件も見受けられました。
逆に新しめのコンドミニアムによくついているゴルフシュミレーターや練習スペースはこのエリアの物件にはあまりついていません。
おわりに
今回はスクンビット31にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。
31エリアは人気のプロンポンエリアの中でも比較的家賃相場の低いエリアです。
物件の築年数に拘らない方、タイらしい豪華で広々としたお部屋に住みたい方、家賃を抑えつつ、それなりに広いお部屋に住みたい方などにおすすめのエリアと言えるでしょう。
逆にコンパクトなサイズのお部屋は少ないので、単身やご夫婦の2人暮らしであれば別エリアまで視野を広げて見られた方が、よりご自身に合った物件を見つけられる可能性が高いです。
今回は平均的な情報をご紹介しましたが、ご家族向け・単身向けどちらの物件も価格帯やお部屋の広さはピンキリです。
色々なエリアのお部屋を内見してみて、周辺環境も加味した上でお決めになられるのが良いかと思います。
※1バーツ=3.3円で計算