スクンビット41の家賃相場はいくらなの？お部屋タイプ別に調べてみた！

はじめに

こんにちは、スックリビングの折笠です。

バンコクに住む日本人に人気のプロンポンエリアは、各ソイが繋がっていてトンロー方面やアソーク方面に抜けられる31、33、39あたりが特に人気があります。
しかし、これらのソイは交通量が多く、ラッシュ時は渋滞になる事もしばしば。
人気のプロンポンエリアに住みながら、渋滞の影響なく、夜間も車の音があまり聞こえない静かなエリアに住みたいとお考えの方はスクンビット41エリアがおすすめです。
今回は都心の真ん中にある閑静な住宅街、スクンビット41エリアの特徴や家賃相場についてご紹介していきます。

こちらの記事はタイ、バンコクの不動産会社スックリビングの公式ブログです。

スクンビット41はどんなエリア？

スクンビット41はBTSプロンポン駅から東へ5分程度歩いた場所にあるソイです。
通りの入り口にはTOPSスーパーマーケットがあり、その奥には複数の日本食レストランや居酒屋、雑貨屋などが軒を連ねる路地もあります。
袋小路になっているソイですので、通り抜けの車がおらず、奥へ行けば行くほど静かに、快適にお過ごし頂けるでしょう。
住宅街の為お店は少なめですが、徒歩で行ける範囲には日本の食材を扱うスーパーマーケット「フジスーパー」の1号店がありますので、日本食材の買い出しにもストレスを感じる事はありません。
また、駅前には日本人御用達のデパートであるエンポリアムやエムクオ―ティがあり、洋服や生活雑貨、日本の本や漫画、家具家電など何でも買い揃える事ができます。
静かな住宅街ですので、生活する上ではストレスなく快適なのですが、その反面で夜間は人通りが少なく、暗いです。夜間の一人歩きは極力避けましょう。

スクンビット41の物件の特徴

スクンビット41エリアはプロンポンの他エリアに比べると存在感が薄く人気はそこまで高くありません。
その為、他エリアに比べて家賃が安めに設定されている傾向が強いです。
物件の割合はアパートとコンドミニアムが半々くらいで、2ベッドルーム以上のご家族連れ世帯向けのお部屋の選択肢が豊富です。
このエリアで単身向けのコンパクトなスタジオルームや1ベッドルームを探そうと思うと、選択肢が限られてしまうのですが、駅徒歩圏内の立地や周辺環境の利便性を考慮するとかなりお得な印象が強いです。
一方で築浅物件はあまりないので、そのようなお部屋をお探しの場合は別エリアまで選択肢を広げる必要がございます。
安い分、新しい物件が少ない・他エリアに比べて選択肢が少ないなどのデメリットも垣間見えますが、人気のプロンポンエリアで割安感の強い物件をお探しの方は、選択肢に入れるべきエリアと言っても過言ではありません。

2つのお部屋タイプ別に家賃相場を調べてみた！

前述の通り、スクンビット41のエリア内はどちらかと言うと2ベッドルーム以上の広めのお部屋が多めなのですが、単身向けのコンパクトなお部屋も割安間の強い物件がございます。
以下で単身向けの間取り（スタジオ・1ベッド）と家族連れ向けの間取り（2ベッド・3ベッド）の2パターンの家賃相場について、ご紹介していきます。
尚、このエリアはサービスアパートが1件しかありませんので、今回は除外させていただきました。

単身向けの間取り（スタジオ・1ベッド）

スタジオタイプとは日本で言うワンルームや1Kのタイプ、1ベッドルームとは日本で言う1LDKのタイプのお部屋です。
スタジオは1人暮らし、1ベッドは1人暮らしからご夫婦での二人暮らし世帯に人気があります。
お部屋タイプ 平均的な広さ 家賃の平均価格
スタジオ 30㎡ 20,000バーツ
1ベッド 60㎡ 26,000バーツ
単身向けのお部屋の平均的な家賃相場は23,000バーツ（75,900円）、平均的な広さは45㎡です。
プロンポンでこの価格帯は、他エリアでは絶対に出てこないと断言できます。
もちろん39などの人気エリアでも、駅から離れた場所であればこれくらいの価格帯のお部屋がございますが、41の場合は駅徒歩圏内です。
周辺環境を考慮した場合、同じ価格ならどちらに住むべきか、答えを出すのは容易ではないかと思います。
1ベッドルームのみに目を向けると、平均的な広さは60㎡程ございますので、単身の方だけでなく、ご夫婦2人暮らしでも生活できる広さとなります。

家族連れ向けの間取り（2ベッド・3ベッド）

2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋、3ベッドは3LDKのタイプとなります。
1人暮らしでこれらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
お部屋の数だけバスやトイレが完備されている場合が多いというのが日本との違いです。

お部屋タイプ 一般的な広さ 家賃の平均価格
2ベッド 89-109㎡ 53,000バーツ
3ベッド 172-266㎡ 74,000バーツ
家族連れ向けのお部屋の平均的な家賃相場は63,500バーツ（209,550円）です。
平均的な広さは2ベッドで100㎡前後、3ベッドで200㎡前後となります。
2ベッド、3ベッド共に他の人気エリアに比べて10,000バーツ前後家賃を抑えることができます。
広さに関してはスクンビットエリアの平均的な広さよりも若干広い程度ですが、100㎡あればご家族4人くらいまでなら十分お住まい頂けるでしょう。
家賃にはそこまでこだわらずに、タイらしい広々としたお部屋を絶対条件にしたい方は、選択肢が少なく感じられるかと思いますが、それなりに広いお部屋で家賃を抑えたい方や、4人家族ですがお子様がまだ小さい世帯は検討の余地ありです。

スクンビット41に多いファシリティとは？

お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ（施設内の共有設備）についても気になるところ。
今回はご協力いただいた物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
スクンビット41のファシリティの特徴として、必要最低限のファシリティに留めている物件が多い傾向にあるということです。
定番のプールやジムはかなりの確率でついていますが、物件独自の個性的なファシリティは少ない印象でした。
詳細としてはまず、調査対象となった全ての物件に付いていたのがフィットネスジム、1軒を除きその他全てに付いていたのがプールです。
こちらの2つは、外国人が住むレベルの物件であればほぼ全ての物件に用意されていると言っても過言ではないでしょう。
このエリアはお部屋を広々と取っている割にその他の敷地面積はコンパクトに抑えている物件が多いので、古い物件によくあるテニスコートやフットサルコートなどが付いている物件は少なめでした。
しかし、ジムやプールに次いで定番ファシリティである子供の遊び場やサウナ、ガーデンスペースなどは約半数の物件に完備されていたので、小さなお子様の居るご家庭にとっては重宝するのではないかと思います。

おわりに

今回はスクンビット41にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。
41エリアは人気のプロンポンエリアの中では少々存在感の薄いエリアですが、安くて良い物件があるという点において定評がある為、在タイ歴の長い方の間ではよく知られるエリアでもあります。
閑静な住宅街ですので、どこにいても割と賑やかなバンコクの中心部においては貴重なエリアのひとつです。
便利な環境で静かにのんびり暮らしたい方、家賃の予算はあまりないがプロンポン以外のエリアは考えていない方、割安感のある物件に出会いたい方には特におすすめしたいエリアと言えるでしょう。
今回は平均的な情報をご紹介しましたが、ご家族向け・単身向けどちらの物件も価格帯やお部屋の広さはピンキリです。
色々なエリアのお部屋を内見してみて、周辺環境も加味した上でお決めになられるのが良いかと思います。
※1バーツ=3.3円で計算