スクンビット42の家賃相場はいくらなの?お部屋タイプ別に調べてみた!
はじめに
こんにちは、スックリビングの中山です。
バンコクで日本人に人気の居住エリアはスクンビットと呼ばれるエリアなのですが、そのスクンビットの端と言われているのがエカマイ駅周辺です。
エカマイエリアはスクンビットの中心であるプロンポンやトンローなどよりも後から開発されたエリアなので、スクンビットの中でも比較的新しい物件が多いエリアでもあります。
今回はそんなエカマイエリアの中で最も駅に近く、割安感のある物件が多い傾向にあるスクンビット42をご紹介します。
スクンビット42はどんなエリア?
スクンビット42はBTSエカマイ駅の目の前にあるソイです。
通りの入り口にGateway Ekkamai(ゲートウェイエカマイ)というショッピングモールがあり、24時間営業の日系スーパーマーケット、チェーン系の日本食レストラン、カフェ、文具店、家電量販店など多岐に渡るショップが入居しています。
規模はそこまで大きくはありませんが、日々のお買い物や食事に困る事は無いので、生活するでは利便性の高い立地と言えるでしょう。
42の通りの中ほどには、日本人御用達のゴルフ練習場への抜け道があり、前述のゲートウェイエカマイの中にも日本語で対応してくれるゴルフ教室がございます。
タイ赴任を機にゴルフを始めようと考えている方や、ゴルフが好きな方にとっては、かなり良い環境です。
駅の目の前ですので、徒歩で他エリアへのアクセスもしやすい立地なのですが、こちらのソイ42は一方通行となっております。
そのため、お車での通勤がメインの方は少々不便さを感じるかもしれません。
スクンビット42の物件の特徴
スクンビット42はそこまで長い通りではないので、物件数は少なめです。
物件タイプはアパート、サービスアパートはほぼなく、そのほとんどがコンドミニアムとなります。
お部屋のタイプは1ベッドルームと2ベッドルームが主流で、広さも100㎡前後までのお部屋が多いので、ファミリー層よりは単身やご夫婦の2人暮らしに適した物件の選択肢が豊富です。
また、比較的築年数の浅い物件が多い為、お部屋の内装に古臭さを感じる物件が少ないのも特徴のひとつと言えるでしょう。
デザイナーズマンションのようなお洒落な物件がある訳では無いのですが、入居後にご自身の好みにアレンジしやすい無難でシンプルな内装がデフォルトになっている物件が多い印象です。
そして、スクンビットは偶数エリアよりも奇数エリアの方が人気である事や、一方通行となっている事など、人によっては不便に感じる点がいくつかある為、向かい側にある63や61と比べると、家賃の相場は安めに設定されている傾向がございます。
3つのお部屋タイプ別に家賃相場を調べてみた!
前述の通り、スクンビット42のエリア内の物件はコンドミニアムがほとんどで、お部屋タイプは1ベッドルームと2ベッドルームが主流です。
以下で42にあるコンドミニアムの1ベッドルームと2ベッドルームの広さと家賃相場についてご紹介していきます。
1ベッドルーム
1ベッドルームとは日本で言う1LDKのタイプのお部屋です。
お部屋の広さにもよりますが、単身~ご夫婦の2人暮らし向けの間取りとなっています。
平均的な広さ 34-55㎡
最低家賃 18,000バーツ
最高家賃 42,000バーツ
最低家賃と最高家賃を合わせた平均的な家賃相場は30,000バーツ(105,000円)、平均的な広さは約45㎡です。
平均は前述の通りですが、中央値は20,000バーツ台となりますので、スクンビット内の他エリアに比べてかなり安い印象がございます。
その分お部屋のサイズもコンパクトになっていますが、単身の方には丁度良いか、少しゆとりをもって生活ができる広さと言えるでしょう。
ご夫婦2人暮らしだと少し狭く感じるかと思いますので、その場合は以下の2ベッドルームを参考にしてください。
2ベッドルーム
2ベッドルームは日本で言う2LDKのタイプのお部屋です。
1人暮らしでこれらのタイプに住まわれている方もいらっしゃいますが、どちらかと言うとご夫婦での2人暮らし以上の世帯が住まわれている確率の方が高いと言えるでしょう。
お部屋の数だけバスやトイレが完備されている場合が多いというのが日本との違いです。
平均的な広さ 61-93㎡
最低家賃 30,000バーツ
最高家賃 70,000バーツ
最低家賃と最高家賃を合わせた平均的な家賃相場は50,000バーツ(175,000円)、平均的な広さは約77㎡です。
こちらの中央値は35,000バーツ前後で、1ベッドルームと同様に割安感がございます。
広さの平均が77㎡となっておりますので、2人暮らしでも十分快適にお過ごし頂けるでしょう。
中には40,000バーツ以下で100㎡越えのお部屋を取り扱う物件もございますので、広さ重視でお探しの方も費用対効果の高さを感じられる物件を見つける事が可能です。
スクンビット42に多いファシリティとは?
お部屋の広さや価格帯はもちろんの事、物件のファシリティ(施設内の共有設備)についても気になるところ。
今回はご協力いただいた物件を対象にファシリティに関する調査も行いました。
まず、全ての物件に付いていた設備はフィットネスジムとプールです。
こちらの2つは、外国人が住むレベルの物件であればほぼ全ての物件に用意されていると言っても過言ではないでしょう。
時点はサウナで、こちらも9割の物件に備わっていました。
その他に多かったのは屋上やエントランス周りにガーデンを設けている物件です。
大都会バンコクでは緑を眺められる機会が少ないので、自宅の敷地内に緑豊かなガーデンがあると、癒されますね。
尚、他のエリアの場合はサウナの次に子供の遊び場や送迎サービスが続くのですが、こちらの2つの設備が備わっている物件は非常に少なかったです。
まず子供の遊び場が少ない理由は、スクンビット42のターゲット層が関係していると言えます。
このエリアは、お部屋サイズから見ても単身者からカップルやご夫婦の2人暮らしまでと推測されますので、やはり子供の遊び場のようなファミリー向けのファシリティは少ない傾向がございます。
また、物件の立地は駅から徒歩圏内がほとんどですので、送迎サービスが少ない理由も納得がいきます。
おわりに
今回はスクンビット42にある賃貸物件の特徴や家賃相場についてご紹介しました。コンパクトなお部屋を扱う物件が多く、単身や2人暮らし向けのエリアではありますが、条件が合えばかなり割安感のある物件が多く見られます。
また、年季の入った物件はあまりないので、築年数が浅めでコストパフォーマンスの高い物件をお探しの方にもおすすめしたいです。
スクンビットの便利な立地で、比較的築年数が浅い物件を探している方で、プロンポン・トンローエリアだと予算に合わないと感じている方は、選択肢に入れるべきエリアと言えます。
ただ、広めのお部屋の選択肢が少ないので、ファミリー向けの広々としたお部屋や、ファシリティが充実している物件を求めている方でエカマイ駅周辺をご検討の方は、スクンビット61の方がおすすめです。
今回は平均的な情報をご紹介しましたが、価格帯やお部屋の広さはピンキリです。
色々なエリアのお部屋を内見してみて、周辺環境も加味した上でお決めになられるのが良いかと思います。
※1バーツ=3.5円で計算