『バンコクのオンヌットエリア』の完全ガイド!
こんにちは。スックリビングの折笠です。オンヌットエリアと言えば近年日本人を含めて外国人居住者が増え、めきめきと成長してきているエリアです。
以前は終点駅だったオンヌット駅は延長され、駅周辺は大型スーパーなども増えてきました。しかし一本路地に入ると屋台や商店などが立ち並ぶローカルな通りもあり、大都会過ぎず田舎過ぎないところが住みやすいと長期滞在者や移住者に人気が出てきています。
しかし駐在員としてバンコクで働き、暮らすのが初めてな方は恐らく沢山の不安と疑問をお持ちですよね。ここではオンヌットエリアについて詳しくお伝えしていこうと思います。
オンヌットの場所は?
オンヌットは中心部のサイアムからスカイトレインBTSで15分(9駅)、ビジネス街のアソークからもスカイトレインBTSで10分(5駅)のとてもアクセスの良いエリアです。日本人が多く勤務する工業団地のチョンブリーやバンナー、サムットプラカーンなどのエリアへもアクセスが良いです。
オンヌットエリアには高速道路のインターチェンジがありますので、どこかへ遠出するときにもとても利便性のいいエリアです。
オンヌットの特徴
2011年までオンヌット駅がスクンビット線の最終駅だったため日本人が特に多く住むプロポンエリアやトンローエリアよりも郊外のイメージがありましたが、スカイトレインBTSの延長などで、駅周辺が特にここ数年でかなり成長し、商業施設なども増えて居住者の方達には大変住みやすいエリアに変わりました。
コンドミニアムなども建設ラッシュでかなり増えましたが、いまでも多数建設し開発が進んで増え続けているのでとても将来性のあるエリアです。
しかしまだまだローカル感も残っているので中心部よりも物価も若干割安ですし、アパートやコンドミニアムなどの賃料も他の日本人居住者の多いプロンポンやトンローエリアより安く住めるのが特徴です。
オンヌットは通学・通園に便利?
お子様がいらっしゃるご家庭の場合は、エリア選びでこれが一番重要のではないでしょうか。
幼稚園や学校への通園・通学の便が気になるとこですが、例えば日本人学校の送迎バスなどは送迎可能エリアが決められています。一方でオンヌットエリアはまだ送迎可能エリアから外れていることが多いです。ですので、お子様のいるご家庭の多くは通学の便でアソーク駅~エカマイ駅付近のエリアを選ばれることが多いです。
まずはお子様がいてこれから入園や入学を控えているご家庭は、通われる学校などを決め通学アクセスなどを確認してから、居住するエリアを決めるという順序が重要となります。
ではオンヌットで日本人居住者はどんな方たちが多いのでしょうか。
答えは、例えばBTSで通勤するお子様のいらっしゃらない駐在員の方や、リタイヤした方、起業して間もない方などが多いようです。
オンヌットを代表するショッピング施設
オンヌットのショッピング施設といえば、
センチュリー ザ ムービー プラザ オンヌット(Century The Movie Plaza OnNut)という大型ショッピングモールです。
2017年12月1日にオープンした新しいショッピングモールで、オンヌット駅3番出口と直結しております。その名前の通り4階に映画館が入っていまして建設中の時から大注目されていました。
このショッピングモールでの注目ポイントは、多数の日系の飲食店の出店があることです。
かなりの日系飲食店が増えたので日本人には住みやすい環境が整いオンヌットエリアに居住を決める鍵になった方も多いとか。
ショッピングモールの1階と2階には、有名どころの『かつや』や『吉野家』、『リンガーハット』に『大戸屋』、『ペッパーランチ』、他にもラーメン店や居酒屋、それに『ヤマザキパン』、『ミスタードーナツ』、『モスバーガー』までもが出店しています。
外国にいて日本のふわふわのパンが食べられるのでヤマザキパンの出店を喜ぶ声が当時はとても多かったです。日系ではなくても日本人にもおなじみの、『スターバックス』と『マクドナルド』も入っています。
タイ料理は馴染めないかもしれないし毎日は無理…日本食を一日一回は食べたいなんて方でも大丈夫です。
そしてもう一つ日本人に嬉しいのはマツモトキヨシが入っているところです。
日本のグッズが勢ぞろいしていますので、タイ語がわからない居住者の方たちや日本製品にこだわりのある方達でも大丈夫ですし、私生活で使う簡単な日用品などもここで購入できるので安心です。
オンヌット駅前にはもう一つ駅から直結の大型スーパーマーケットがあります。
テスコ・ロータス ( Tesco Lotus ) です。
このスーパーは食料品、衣類、化粧品、家電もあります。ここは現地の人向けなので安く色々なものが手に入ります。
このスーパーにもフードコートがあり、タイ料理に挑戦したいけど屋台は不安な人などはこちらで挑戦してみるとよいかもしれません。リーズナブルで地元のローカル味が味わえますよ。
オンヌット駅に近いオンヌット通り(スクンビット・ソイ77)にもBigC (ビックシー)という大型スーパーマーケットがあり、値段もお手頃価格で、とても便利です。バンコクに来て最初に何か買い揃えるときは役に立つと思います。
オンヌットで日本食は食べられる?
日本食料理が食べられる店舗が近年とても増えているオンヌットエリアですが、モールに入ってない店舗でもおすすめがあります。
・しあわせ食堂 福いち
日本人のオーナーと店長がいる、心あたたまる日本食手作りのお店です。
ここはとてもメニューが豊富で、できる限り手作りに力を入れているとのことで、なんと
料理のソースまで手作りしているそうです。
オーソドックスな日本食の寿司や刺身、天ぷらや手作りとんかつ、ラーメンにうどんにチャーハン、すき焼き鍋の他にも数種類の鍋、それに丼ものなどもあります。もちろんお酒のおつまみ系も沢山あります。
ですので日本食のこれが食べたいなと思った時は、ここに来れば一通りのものはあるので、安心です。
場所はオンヌット通り(スクンビット・ソイ77)に入りBigCが右手に見えるまで進み、BigCの建物が終わりに差し掛かったら、左に曲がります。左の角には紫色の看板の歯医者さんがあるのでそれを目印に曲がり、そこから100メートルほど奥に進めばオレンジ色の看板が目立つのでわかりやすいです。
・札幌ラーメン どんちゃん
その名の通り札幌出身のオーナーが作る日本食レストランです。
ラーメンはもちろん、定食や居酒屋メニューもあり焼き鳥なども人気です。コスパが良いということで普段から頻繁に食べに行きやすく、駐在員の方も仕事帰りにタクシーで寄るなど気軽に寄りやすい人気の高いお店です。
日本ではない違う国で日本人が作る日本料理をしかもリーズナブルで食べられるのは本当に嬉しいですよね。2階には小上がり席もあるのでお昼は家族連れも多いそう。
場所はBigCのあるオンヌット通り(スクンビット・ソイ77)を挟んで向かいの路地を入った所です。先ほどの福いちの路地と同じ路地になり、福いちよりも30メートルほど手前にあります。
オンヌットの日本人居住率は?
日系の飲食店などが増え、アソークからエカマイ辺りまでに固まっていた日本人エリアも近年はどんどん広がりをみせています。それだけ日本人が住みやすい環境にここ数年でオンヌットは激変したということが言えます。
今はオンヌットエリアも日本人エリアの仲間入りをしていますので日本人率は年々増えてきていると言うことができます。
オンヌットエリアの休日の過ごし方
オンヌットには通称「マッサージ通り」という、マッサージを格安でうけることができる、マッサージ店が集中している通りがあります。
正式な通り名はスクンビット・ソイ77/1です。駅からだとプラカノン駅方面に徒歩5~6分のところにあります。
安くて腕のいいお店が多いことで、わざわざオンヌットまで足を運ぶお客さんも多いです。屋台や商店もあり活気があるので、そこを見ながら歩き疲れた時や、一週間の仕事の疲れを癒して、リラックスするためにマッサージ店へいくのはおすすめです。
沢山あるマッサージ店でどこの店舗が一番自分に合うか探してみるのもよさそうです。
オンヌットエリアの有名レストラン
Look in (ルック イン)
BTSオンヌット駅から徒歩8分の美味しくイタリアンとタイ料理どちらも食べられるというレストランで、王室の方も食べに来られるということでも有名です。ピザやパスタも人気ですが、とても美味しいシーフードを使ったタイ料理も人気で日本人でも馴染めるお味です。
Tee Lap Sung (ティ ラップ スン)
タイの郷土料理「イーサン料理」が食べられる本格レストランです。
タイ料理は元々辛く味付けしてある料理が多く、こちらは本格的な味付けなので辛さに自信のある方はこちらのイーサン料理を楽しめるでしょう。そして辛さに自信がない方でも元々辛くない料理もありますし、オーダー時に「マイペッ」などと言えば辛さを控えめにしてくれます。
まとめ
オンヌットはどんどん開発が進んでいますので、日本人が住むには不便はほぼ無いエリアです。一方で日本人よりも外国人居住者の姿も多く見かけ、国際色豊かなエリアがオンヌットです。
これからまだまだ開発し発展されていくのは間違いないため、もっと日本人が住みやすくなっていくでしょうし、そのエリアの移り変わりを楽しめればと思います。