こんにちは皆さん。
SUK Livingの石田都士磨です。
タイへ進出する日系企業の数は年々増えているようですね。
僕の印象として、去年安倍さんが政権をとってから今年に入って、様々な業種の企業がタイ、特にバンコクへ進出しているという報道が増えたように感じます。
アベノミクスの影響でしょうかね。
2011年に比べてタイ国内では一貫して円安傾向です。
いつも円相場を確認してい るんですが、対バーツ円相場は一時どこまで下がるのかというくらい落ち続けたのが、特に今年下半期に入って安定傾向にあります。
相場が殆ど動かないんですよね。
これは外資系企業にとって、事業を進めやすいのではないですかね。
経済のことはあまり詳しくないのですがw
これもアベノミクスの影響でしょうかね。
そんな訳で日系企業の進出が進む昨今ですが、今朝こんなニュースを見ました。
以下、YouTube動画のリンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=zd7V8rB-oG8
学生の就職難が続く現今の日本では到底起こりえないことですが、これもタイが好景気に沸いている故なのでしょう。
ジョブホッピング、なんて言葉、如何にもタイらしいなあという印象を受けます。
就職を望む人間が、企業を選り好みしているという現状ですね。
その選択の最重要項目が給与、というのも、またらしいなあという気がしますw
まあ給与と肩書きの2択を与えるのは日本のメディアらしくも感じますが。
どちらかと言えば、これは国籍を問わず海外でキャリアを積む人間のキャリア意識に近いように感じます。
多くの企業で職業経験を積み、経験地を上げていくというやり方がアメリカ始め、日本国内と比較して個人主義の強い海外での主流 なのかなあと、思っています。
如何せん、タイへ進出する日系企業には頭の痛い傾向です。
これ以降は知り合いの方からの受け売りなのですが、このニュースに関して面白 い分析をしていたので僕の言葉で紹介したいと思います。
この方はタイで働き始めて22年、工場のマネージャーをされている方なので、かなりタイの事情に詳しい方なので信憑性のある分析ではないかと思います。
少なくとも3年少々滞在の僕よりは信憑性があるので、そういうつもりで読んで下さいw
つまり、日本語が堪能で学歴もある程度積み上げていて、要するにそれだけ人格の保障がある、誰が見ても優秀な人ばかりを獲り合っているから、人材難に見えてしまう、と。
雇う日系サイドがタイ語と英語の能力を向上させ、現地のそこそこ優秀な大量の人材の語学力をカバーしてあげれば、上手くいく。
給料や福利厚生も大事ですが、家族やプライベートの時間を大事にするタイ人の趣向を気遣うなら、勤務時間や働き方をそれぞれの社員の希望に沿うようにしてあげて、画一的に全社員同じにして縛り付けない。
そうすれば、皆さん長く勤めてくれます。
その結果業務に穴ができたら、部署を跨いででも全社員でお互いにカバーしてあげる。
タイ人が最も尊重する身内同士の助け合いの良さを活かすんです。
そうでない時でも、会社が困った時や、取引先の都合で休日や早朝深夜の緊急時でも、タイ人は手当てなしで無理を聞いて仕事してくれます。
自由の国なんだから、社員それぞれに違った気遣いをかけ、枠にはめて考える必要は無い。
…..
タイに滞在してたかだか3年少しの僕でも、この観点は息を飲みます。
何とも、 タイ人の心を見事に捉えた姿勢だと、頭が下がります。
こんなやり方、日本現地ではまず通用しないでしょう。
日本本社の重役の方々にこれを理解しろというのは、酷な話だと思います。風土が全く違うんですから。
しかし、そこを理解して現地社員との精神的な距離を縮めることが、タイ進出を 気持ち良く軽快に進めて行けるかどうかの別れ道だと思います。
現地を信じて、現地のやり方に任せることが大事なんだと思います。
そうでなければ日本人にもタイ人にも互いに嫌な思いをしてしまいます。
彼の視点を知って、大勢の日本人がタイを好きになってしまう理由をまた少し理解できた気がします。
それでは今日はこれにて!!
2013年も終わり間近ですね。今年1年に悔いを残さないようにしたいですね^^
また明日~ヾ(´∀`○人●´∀`)ノ