こんにちは。スックリビングの山本です。
前回までの内容で、日本からタイへペットを連れて来て生活をする流れやポイントは把握できたでしょうか?
最終回の今回は、今までの流れのおさらいを兼ねて、ペットを連れてくる際に必要な書類をまとめてご紹介します!
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日本出国時に必要な書類
①マイクロチップの装着日と番号が確認できる書類
②狂犬病予防注射済証
③混合ワクチン接種証明書
④狂犬病抗体検査証明書
⑤Import Permit(輸入許可申請書)
⑥健康診断書(出国前10日以内のもの)
全て空港の検疫所で提出が必要となる書類です。
提出は日本語の書類でOKですが、⑤Import Permit(輸入許可申請書)を申請する際に①〜④の英訳の書類が必要となりますので、必ず日本語と英語の両方を作成してもらいましょう。
⑥についても念のため英文の書類を貰っておきましょう。
検疫所ではペットの体調や書類に不備などが無ければ「輸出検疫証明書」を2部発行して貰えます。
タイ入国時に必要な書類
①輸出検疫証明書1部
空港の検疫書で2部発行される「輸出検疫証明書」ですが、提出が必要なのは1部のみ。残りの1部は日本へ帰国する際に必要となりますので、失くさないように大切に保管しておいてください。
他の書類の提出を求められたという話は聞きませんが、タイは良くも悪くも適当な国ですので、急に他の書類の提出を言われる可能性も無きにしもあらず(人間のビザ申請や入国手続きでさえも担当者によって対応が大きく変わる国ですので…。)
念のため他の証明書類も無事に入国が完了するまでは、すぐに手元に出せる場所にしまっておきましょう。
あとは税関で輸入税を支払えば入国完了です。
以上がペットを日本からタイへ連れていく際に必要な書類です。
各書類の申請方法などは、【日本での手続き編】をご確認ください。
また、駐在員としての任期が終わればペットを連れて日本へ帰国する方がほとんどかと思いますので、最後にタイから日本へペットを連れて帰る為に必要な書類もまとめてご紹介します。
タイから日本へペットを連れて帰る
①マイクロチップの装着日と番号が確認できる書類
②狂犬病予防注射済証
③混合ワクチン接種証明書
④狂犬病抗体検査証明書
⑤事前届出受理書
⑥タイ政府機関の証明書
⑦健康診断書(出国30日以内)
これらの書類に加え、日本へ入国する為には採血後に「180日間の輸出(帰国)待機」という段階を踏まなければならず、180日に満たない犬や猫は不足日数分を空港の検疫所で過ごさなければなりません。
その為、日本へペットを連れて帰る際は半年以上前から準備をする必要が有ります。しかしそんな事前に日本への帰任の辞令が出る駐在員は稀でしょう。
予防注射や抗体検査証明などは各々書類の有効期間が1〜2年程度に定められておりますので、有効期間が切れる前に定期的に抗体検査や予防接種をする事をオススメします。
常に帰国の事を考えながら生活をすべきとは言いませんが、事前に知っておく事で、急な異動の辞令の際にも慌てずに手続きを進める事が出来るのではないでしょうか。
上記情報は変更する可能性も大いにありますので、その時々の情報は在タイ日本大使館へ問い合わせて確認をしましょう。
◆在タイ日本大使館(Embassy of Japan in Thailand)◆
住所:177 Wittayu Rd., Lumpini, Pathum Wan, Bangkok 10330 Thailand
TEL:02-207-8500/02-696-3000
営業時間:8:30〜12:00/13:00〜16:00(土日祝休業)
おわりに
4回に渡りタイへペットをつれて行く為の手続きや生活の事についてご紹介を致しましたが、いかがでしたか?
バンコクでは空前のペットブームという事も有り、これから今まで以上にペットと暮らしやすい環境が整っていくと思いますし、実際にペットと一緒に駐在員生活を送っている日本人もたくさん居ます。
今回の記事をお読み頂き、ぜひ連れて行きたい!または、家族や親戚に預けて行こうかな…と色々考えた方もいらっしゃるかもしれません。
タイだけでなく日本から海外にペットを連れていくという事は、手続きなどのご自身の大変さもありますが、何より一緒に暮らすペットがその国の気候や環境に合うかどうかちゃんと考えて、連れて行くかどうか判断してあげてください。
事前準備をしっかり行い、ペットとの安全で快適なバンコク駐在員生活を楽しんでください!